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セブン―イレブン・ジャパン(東京都千代田区、古屋一樹社長)は店舗で販売期限切れとなった食品由来の飼料を使って生産した鶏卵の活用を始めた。東京都と埼玉県のセブン―イレブン約1300店が排出した食品を取引先が配合飼料に加工し、指定の養鶏農場で使う。生産した鶏卵をセブン―イレブンの専用工場で、チルド弁当の材料にする。
これまでも販売期限切れの弁当や総菜を回収し、家畜用配合飼料の原料にしてきた。今回は養鶏や弁当生産まで関与し、循環型リサイクルを確立した。農林水産省の推計では2013年度の食品ロスは632万トンで、その低減が課題だ。イオンは6月、販売期限切れ食品を堆肥とし、直営農場で生産した農作物の販売を始めた。
メーカーや卸、小売業で構成する製・配・販連携協議会は7月、加工食品の返品削減を目的に、納品期限や賞味期限の見直しの指針を策定。経済産業省は日本気象協会と連携して人工知能(AI)を使った購買行動解析に取り組み、小売店での日配食品の発注などに生かす考えだ。
マイナビニュース 2016/08/17
気温が高くなる夏場は、食材が傷みやすい。きちんと冷蔵庫で保管しておかないと食中毒になる可能性もある。それだけに食品のケアにいつも以上の配慮をしがちだが、中には「冷蔵庫に入れてはいけない食材」があることをご存じだろうか。
海外のさまざまなニュースを紹介する「MailOnline」にこのほど、「冷蔵庫に絶対入れてはいけない食べ物」に関するコラムが掲載された。
暑くなってくると、「食べ物をできるだけ新鮮に保ちたい」と、何でも冷蔵庫に入れてしまうかもしれないが、冷やすことと新鮮さを保つことは意味合いが異なる。例えば、アボカドやトマト、メロン、ケーキ、蜂蜜などは冷蔵庫よりも戸棚に置いた方がよいと専門家は指摘する。
中にはコーヒーの粉や玉ねぎのように、冷蔵庫に入れると他の食べ物に悪影響を及ぼすものもある。暑くなると冷蔵庫に食べ物や飲み物を入れすぎる傾向にあるが、物によっては室温の方が日持ちが長くなる。
以下に、消費者向け製品評価試験室として著名なグッド・ハウスキーピング・インスティチュートが示した「冷蔵庫に入れてはいけない9つの食べ物」と、その適切な保管方法を紹介しよう。
1.パン
冷蔵庫内に入れると乾燥が早まる。パン購入時に付属していた専用袋に入れ、涼しくて乾燥した場所で保管する。
2.玉ねぎ
冷蔵庫に入れておくと、そのにおいで他の食材を腐敗させてしまう。乾燥しており、風通しのよい暗所で保管する。
3.にんにく
乾燥しており、風通しのよい場所で保管する。
4.アボカド
早期熟成を避けるためには封をしないで茶色の袋に入れる。すぐに熟成させるためには、フルーツ用深皿のバナナの横で保管する。
5.トマト
冷やせば冷やすほどトマト本来の味を失ってしまう。最高の味わいを楽しむためには、室温で保管するのがよい。
6.蜂蜜
文字通り「品質が落ちない食べ物」といってよいので、戸棚にしまっておけばよい。
7.ケーキ
クリームで作ったケーキ以外は、密封容器に入れておいても日持ちは変わらない。
8.メロン
切っていなければ冷蔵庫に入れる必要なし。ただし、切ったものであれば、ラップに包んで冷蔵庫で保管。
9.コーヒー
冷やして保管すべきだと主張する人もいるが、コーヒーは冷蔵庫の周りの食べ物の臭いを吸収してしまう。そのため、密封容器で保管するのが最もよい。
適材適所ではないが、食材にもその食材に見合った保管の方法や場所があるということ。自宅に上記9種の食品がある人は、早速紹介した保管方法に変えてみてはいかがだろうか。
※写真と本文は関係ありません
東洋経済オンライン 8月21日(日)6時0分配信
「10秒チャージ、2時間キープ」――。
1999年、SMAP木村拓哉のCMをきっかけに、大ヒット商品となった「ウイダーinゼリー」が今、森永製菓の好業績を牽引している。
■ 過去最高の売り上げと利益を記録
8月10日、森永製菓は2017年3月期の第1四半期(2016年4~6月期)決算を発表した。 売上高476億円(前年同期比7%増)、営業利益52億円(同86%増)で、第1四半期として売り上げ・利益ともに過去最高となった。この結果を受け、同社は業績予想を上方修正。 通期の売上高は1889億円(期初計画比1%増)、営業利益は143億円(同24%増)となる見通しだ。
アイスの「チョコモナカジャンボ」やチョコレートの「ダース」など、好採算の主力品が販売好調だった。中でもinゼリーの売り上げは、前年同期比28%増と絶好調。CMや店頭での積極的な広告展開が奏功した。
inゼリーは、エネルギーやビタミンを片手で手軽に摂取できるゼリー飲料だ。1994年の発売当時、市場に競合品は見当たらず、ゼリー飲料の草分け的存在だった。
5年後に冒頭のキャッチコピーが話題となり、定番品の座を獲得。2007年頃に売り上げのピークを迎えてからも、市場シェア4割程度を維持し続けた。
だが、2014年3月、発売20周年を機にリニューアルを実施すると、これが思わぬ失速につながった。
従来の「エネルギー」「マルチビタミン」「プロテイン」という機能性を軸にした商品展開から、「エネルギー」(180キロカロリー)「カロリーハーフ」(90キロカロリー)「カロリーゼロ」(0カロリー)など、カロリー別の商品展開に切り替え、パッケージデザインも英字の多いものに一新した。
「カロリーハーフ」は、従来の「マルチビタミン」の品質を変えずに、名称とデザインを改めただけのものだったが、既存客の支持を失い大苦戦。リニューアルからわずか4か月後の7月には、再び「マルチビタミン」など機能性重視の名称に戻し、デザインも再刷新して巻き返しを図ることとなった。が、リニューアル失敗の影響は補えず、2015年3月期のinゼリーの売り上げは、前年に比べ約1割も落ち込んだ。
■ 「失敗」が営業部隊を突き動かした
「放っておいても売れる」(同社)とされてきたinゼリーの失速は、森永製菓の営業部隊を突き動かした。
店頭のPOP広告で、水分補給やビタミン摂取といった健康効果を積極的に訴求。飲料売り場だけでなく、サプリメントの棚やマスクの近くなど、健康にひも付けたさまざまな売り場での販売を試みた。
一連の取り組みの成果か、前2016年3月期の売り上げは対前年で2割近く増加した。前年の落ち込みからの反動もあるとはいえ、inゼリーは息を吹き返したと言えるだろう。今2017年3月期の出だしも、前述のとおり3割近い伸び率となっている。来期以降の製造ライン増設も、検討段階に入ったという。
今回、森永製菓は通期の業績予想を上方修正したが、下期(2016年10月~2017年3月期)だけでみると、期初の計画を据え置いている。第1四半期に想定以上に稼いだ利益は、販売促進費など今後へ向けた種まきに充てる考えだ。
とはいえ、inゼリーやアイスなど、同社の主力品は夏場に最需要期を迎える。例年、売上高や利益は、第2もしくは第3四半期に最も大きくなる。“稼ぎ時”に第1四半期の好調を持続できれば、再度の上方修正も視界に入ってくる。
森永製菓は、復活したinゼリーの余勢を駆って、さらなる高みを目指す。