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カルビーは47都道府県の「地元ならではの味」を開発する「ラブ ジャパン」プロジェクトを発足。
2017年度に3回に分けて、47都道府県の味のポテトチップスを順次発売していて、第1弾は昨年9月と10月、第2弾は11月に発売済み。
このほど発売となった第3弾は14種類。
島根県の「出雲ぜんざい味」、福井県の「水ようかん味」など、奇抜な味が並んでいる。
中でもひと際、目を引くのが、長野県の「キムたくごはん味」なのだが、味の元になっている「キムたくごはん」とは一体どんな食べ物なのか?
なぜ、長野県の味を「キムたくごはん」に決めたのか?
カルビーの広報担当者に話を聞いた。
―第1弾、第2弾の反響は?
いい反響をいただいています。
普段、ポテトチップスを買っていない層、たとえば、ご年配の方などが買ってくださっていると聞いています。
また、ケースでお買い求めいただいたという声も耳に入ってきています。
―第1弾、第2弾で反響が大きかった味は?
第2弾の、滋賀県「鮒ずし味」や栃木県「しもつかれ味」です。「鮒ずし」や「しもつかれ」は地元の人でも好き嫌いが分かれる料理であり、意外性のある味という意味で話題になりました。
「鮒ずし」や「しもつかれ」そのものを普段食べることがない人でも、ポテトチップスになると食べやすいという声を聞いています。
―「鮒ずし味」や「しもつかれ味」など奇抜な味が多い。都道府県ならではの味はどうやって選んだ?
各都道府県の自治体の方と協力して、味とパッケージを決めました。
まずは、数ある特産品や郷土料理などの候補の中から3候補ぐらいに絞ります。
それを試作し、試食したうえで味が決まります。
味が決まってからは、さらに商品化に向けてブラッシュアップ。
自治体の方が味に納得し、お墨付きをいただいて、ようやく商品となります。
―1つの味が決まり、商品になるまでにはどれぐらいの期間がかかる?
約1年かかっています。
―第3弾の“14道県の味”の中では、長野県の「キムたくごはん味」が気になって仕方がない。まず、「キムたくごはん」って何?
長野県塩尻市の栄養士さんが2002年に学校のメニューとして考案した食べ物。
豚肉とキムチとたくあんを炒め、それをごはんに入れて混ぜ合わせれば完成です。
子どもたちに人気のメニューで、今ではレシピサイトにもレシピがたくさん載っています。
―「キムたくごはん」は長野県でどれぐらい愛されている?
県民食として浸透していて、長野県内の人からは、「県内のほとんどの小学校で給食のメニューとして採用されている」と聞いています。
「キムたくごはん」が給食に出る日は、子どもたちは大喜びで、家でも作ってほしいというリクエストが多く、家庭料理としても普及しつつあります。
―数ある候補の中から「キムたくごはん」が選ばれたのはなぜ?
「今までにない絶妙な組み合わせをポテトチップスで食べてみたかった」「どう考えてもポテトチップスに合う」「名前がキャッチ―」。
この3つのポイントで、「キムたくごはん」に決めました。
―商品化するとき、こだわったことは?
豚肉、キムチ、たくあんと、いろんな味が入るので、ポテトチップスにしたときに、何の味なのか分からなくなることが心配でした。
まずは、たくあんとキムチの味を際立たせることに決めたのですが、それだけだとバラバラの味わいになってしまいます。
そこから、たくあんの「甘み」、キムチの「酸味」、そして全ての具材に含まれる「旨味」のバランスを調整し、ベストな割合にしました。